WordPressのバックアップ方法
WordPressは万が一のサーバーエラーのために、バックアップを取って置くのがとても重要です。本当に重要ですので、必ず取るようにされてください。下記に方法をご説明いたします。
1. WordPressの管理画面の「エクスポート」を使用
管理画面左側の「ツール」→「エクスポート」を選択します。次の画面が表示されます。

「すべてのコンテンツ」を選択し、「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンを押します。
(「すべてのコンテンツ」にはすべての投稿、固定ページ、コメント、カスタムフィールド、カテゴリー、タグ、ナビゲーションメニュー、カスタム投稿が含まれます。)
ダウンロードされたファイルは、XMLファイルになりまして、「wordpress.2013-04-05.xml」のようなファイル名になっています。このファイルを保存します。
USBメモリなどに移しておくのがよいと思います(パソコンがもし壊れても、データが残ります為)。
2. WP-DBManagerプラグインによるデータベースのバックアップ
上記1の方法は、記事やページのファイルのバックアップでしたが、WP-DBManagerプラグインはサーバー内にあるデータベースをバックアップします。管理画面左側の「データベース」→「DBバックアップ」を選択します。
表示される画面で、「環境は整っているようです。 このまま作業を続行してください。」という表示があることを確認します。この表示があればバックアップ可能です。
画面下のほうの「バックアップ」ボタンを押すとバックアップされます。
バックアップしたファイルの保存は、管理画面左側の「データベース」→「ファイル操作」を選択します。そして、バックアップしたファイルを選択し、「ダウンロード」ボタンを押すとダウンロードされます。
これをUSBメモリなどに保存します。ファイルは拡張子が.sqlで、SQLファイルの形式になります。
3. FTPソフトで、サーバーのファイルをバックアップ
通常は、上記1と2を行っておけばよいことが多いですが、これからご説明いたします3と4も行っておきますと万全になると思います。
この中で、「wp-content」フォルダ内の「plugins」(プラグイン)、「themes」(テーマ)、「uploads」(アップロードしたファイル)の3つのフォルダをダウンロードし、保存します。
これもUSBメモリなどに保存します。
※「uploads」フォルダ内に、ページ内に配置した画像などが入っています。このフォルダは通常消えてしまうことはありませんが、画像が多い場合は、念のためバックアップを取っておいたほうがよいです。
(上記の1と2のバックアップでは画像はバックアップされません為)
4. phpMyAdminでデータベースをバックアップ
phpMyAdminはWordPressで使用されているMySQLデータベースを管理するツールです。多くのサーバー会社でphpMyAdminが使用されています。

すると、右のような画面が出ますので、ログインします。
WordPressで使用しているデータベースを選択します。
WordPress データベースに含まれるテーブルの一覧が表示されますので、画面上部のタブで、「エクスポート」をクリックします。
画面左側の「エクスポート」セクションで、ファイルを全選択し、「SQL」を選択します。
画面右上の「オプション」セクションで、以下のチェックボックスをオンにします。
・DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION を追加
・IF NOT EXISTS を追加
・AUTO_INCREMENT 値を追加する
・テーブル名やフィールド名を逆クォートで囲む
「データ」セクションでは、「データ」(見出し)以外のチェックボックスは外しておきます。
「ファイルで保存する」セクションでは、「ファイルで保存する」のチェックボックスをオンにします。「ファイル名のテンプレート」はそのままで構いません。
最後に、「実行する」ボタンをクリックし、パソコン内に保存します。
「データベース名.sql」というファイル名で保存されます。これもUSBメモリなどに保存します。
バックアップの注意点
上記のバックアップをされます場合は、同時に行うようにしてください。例えば、1と2のバックアップをされる場合は、1が終わったらすぐに2を行い、1と2のバックアップファイルをまとめて保存します。
やってはいけないのは、1のバックアップをした後に、WordPressのページを1ページ作成して、2のバックアップを行う、などはファイルの整合性が取れなくなりますので、やってはいけません。