このご時世に予約が取れない場所があります。それは「キャンプ場」。昨今のコロナ禍においても、観光産業が大きな打撃を受けたにも関わらず、アウトドアやキャンプの分野は成長を続けています。そこで本記事では、なぜ今キャンプが人気なのかを解説していきます。
第二次キャンプブーム、4つの背景とは
実はこのキャンプ人気、コロナ前から始まっており『第二次キャンプブーム』と言われています。そこに人混みを避けたいコロナ禍の時世も相まって、さらにキャンプ人気は盛り上がりを見せています。では、人気の背景には何が隠されているのでしょうか?
①第一次キャンプブーム世代による人気の再燃
『第一次キャンプブーム』は、バブル後の1990年代。キャンパー人口が一番多かったのは1996年でした。それから25年以上の時を経て、第一次キャンプブーム時代に親だった世代は、子供の独立とともに再びキャンプを楽しめるようになりました。また、子どもだった世代は自分が大人になって、自分でキャンプを楽しむようになったり、子どもを連れてキャンプに出かけるようになったのです。
②人気漫画『ゆるキャン△』の効果
『ゆるキャン△』は、その人気により漫画だけにとどまらず、アニメ化やドラマ化、更にはゲーム化までされている作品です。山梨県周辺を舞台にキャンプ場での各種アクティビティや野外調理といったアウトドア趣味の魅力と、それを無理のない範囲で楽しく満喫する女子高校生たちのゆるやかな日常を描いています。このゆるキャン△では、実際のキャンプ場が取り上げられているので広告効果も抜群!ゆるキャン△のキャンプ地めぐりをするキャンパーさんがたくさんいるそうです。また、「冬場のキャンプ」や「ソロキャンプ(1人キャンプ)」の認知度をあげたのもこの漫画です。
③キャンパーYouTuber ヒロシの効果
YouTubeでソロキャンパーとして活躍しているのが、お笑い芸人のヒロシさんです。現在は自身のYouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」にて、普段のキャンプの様子を発信しています。ヒロシ流キャンプスタイルやアウトドアのスキルなどを発信しており、新規のキャンパーさんの心を掴んでいます。なんと、ヒロシさんはソロキャンプが楽しすぎて、ついには山を購入!ブッシュクラフトを堪能するのが夢なんだそうです。また、ヒロシさん以外にも人気のキャンプYouTubeチャンネルは多数あります。
④今どきのキャンプスタイル
都会ならではのビル群を望みながらのキャンプが味わえる「都市型巨大アウトドア施設」などもでき、キャンプスタイル自体も変化してきました。日が沈めば、目の前の海にも映り込む綺麗な夜景が楽しめるので、SNSや映えなどオシャレなキャンプが楽しめるのも魅力!デイキャンプやナイトキャンプなどコースも選べて、手ぶらで大丈夫なので気軽にキャンプ体験ができちゃいます。こういった手軽さから女性のソロキャンパーも増加、今の時代を牽引しているといえるでしょう。
まとめ
第二次キャンプブームの背景を説明してきましたが、色々な要素が集まってのブームということですね。そしてコロナ禍では感染拡大防止のため「3密」を避けることが求められたこともあり、息苦しさから自然を満喫できるキャンプに注目が集ったというのもあります。コロナによってキャンプブームが加速しているのは確かですね。キャンプ 初心者さんでも、施設側が道具や食材などを用意し豪華なキャンプができる『グランピング』というスタイルがあるので、是非体験してみてはいかがでしょうか?