2023年、AIが世の中に広く知られ、ビジネスの場面でも活用されるようになりました。その代表がChatGPTではないでしょうか。キーワードを入れるとAIが自動で文章を作成するため、それを用いた作文、論文の提出を禁止する学校も出てきたほどです。
ビジネスにおいてもAI技術がより発展していくことで現在ある仕事のうち約半数をAIに取られるのではないか、と言う話もあります。
実際、2024年2月現在ですでにAIに仕事を奪われ、人員が削減されている職種もあるようなので、AIに奪われた仕事 例や、今後奪われると言われている仕事を徹底調査していきます。
AIで銀行は人員削減との噂
どのような仕事がAIに取って代わられるのか、人がやり続けるのかを紹介する前に、実際に日本企業でAIを導入し、人員削減まで話が出た業界を紹介します。
日本では銀行が積極的に導入
2017年2月、三井住友銀行が「Watson Explorer」というAIの導入を発表しました。このシステムを銀行のコールセンターなどに導入することで、データの照会などをより迅速かつ正確に顧客対応ができるようになると期待されています。
他行では三菱UFJ銀行がAI対話アプリ「AmiAgent」の採用を決定し、銀行での対人業務はすでにAI化が加速しています。
AIにより行員の7%が削減対象に
Bloombergニュースによると、三菱UFJファイナンシャルグループは“全社員の7%にあたる1万人規模の人員削減”をこの先10年で行うそうです。AI導入が直接の原因かは断定できませんが、AIによってコストカットを図っていくことは今後、一般的になっていくのかもしれません。
今後AIに奪われる仕事、人がやり続ける仕事10選
今の子どもたちが大人になる頃には現在の仕事の半分はAIに取って代わられている、という予測がされています。それほどAIの発達というのは目まぐるしいのですが、実際にどのような仕事がなくなると考えられているのか、そして人間にしかできない仕事とは何なのかまとめていきます。
ちなみに、なくなる可能性が高い仕事や残るとされている仕事はオックスフォード大学准教授 マイケル・オズボーン氏が論文にて発表した職種です。
<10年以内によってAIが導入される可能性が高い職種>
- タクシー運転手
- 医者助手
- 弁護士助手
- カスタマーサービススタッフ
- セールスマン
- レジ業務スタッフ
- 配達員
- 秘書
- 会計士
- 事務員
<AIによる代替が難しい職業>
- インストラクター
- 経営者
- アーティスト
- カウンセラー
- セラピスト
- ソーシャルワーカー
- 医者
- 弁護士
- 聖職者
- 修理・施工業者
AIに取って代わられる仕事、人がやり続ける仕事の特徴は?
AIに取って代わられる仕事として様々な職種を列挙しましたが、注意しておきたいのは、業界全ての人員がAIに取って代わるのではありません。
医師の業務のなかでも、問診などは患者とコミュニケーションをとりながら治療を進めていくのは人間でないとできない仕事です。一方でレントゲンなどの画像診断などはベテラン医師を超える診断能力が期待されています。それは、過去の膨大な症例と照らし合わせる作業はAIが最も得意とすることだからです。
意思決定を下す職種や、人の感情を汲み取る能力が必要な職種はAIの力を借りて、自分の力を存分に発揮できるようになるのではないかと考えられています。
海外でAI が奪った仕事、数年で奪うと言われている仕事
AIの導入が進んでいる海外の国ではすでに多くの業界にAIが導入されており、数年以内に大きな変革が起こる可能性が示唆されています。
ロボット警察官が誕生
2017年5月にアラブ首長国連邦・ドバイで行われたドバイで開催されたセキュリティ会議「Gulf Information and Security Expo and Conference(GISEC)」において、会場案内を行うための警官ロボットが採用されました。スペインのPAL Robotics社がつくったREEMというロボットを基にした人型ロボットで、警備や案内の任につきました。
そして、ドバイ警察は2030年までに警官全体の約25%をロボット警官にする方針を掲げていますが、「人間の警官をクビにするつもりはない」とも話しています。
日本に無人コンビニが誕生
日本のコンビニ大手はすでにコンビニの無人化を検討しておりファミリーマートでは、2021年3月に登場した「ファミマ!!サピアタワー/S(サテライト)店」を皮切りに北関東や中国地方でも展開が進んでいます。2024年度末までに約1000店舗を目標に今後も増加させていくそうです。
最後に
今回はAIに奪われた仕事 例や、今後奪われる可能性のある仕事、人がやり続ける仕事について徹底調査してきました。
コミュニケーションを必要としない分析などに関してはAIのほうがやはり安定して高いパフォーマンスを発揮することができそうです。
現在働く私たちはAIを動かす側に回れるようスキルアップをしていかないといけないようですね。
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