2022年2月にYahoo! JAPANがイギリスや欧州経済領域(EEA)でのサービス終了を発表、2022年の4月6日より対象地域からはYahoo! JAPANが提供するサービスが利用できなくなっているようです。Yahoo!メール、Yahoo!カード、ebookjapanについては「ご利用いただけなくなることによるお客様への影響などを考え継続判断をしました。」との理由で継続はされていますが、それ以外のサービスについては利用できなくなっています。これは、駐在員さんや海外移住者の方々の中にもかなり痛い思いをされている方がいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は、『【海外在住者必見】Yahoo!JAPANが海外から見れない!?その理由とは』と題して、具体的にみていきます。
どこの国で見れない?欧州経済領域に含まれるのは?
欧州経済領域(EEA)に含まれるのは、以下の30ヵ国です。これにイギリスを加えた、31ヵ国で「Yahoo! JAPAN」が提供するサービスが利用できなくなっています。
- オーストリア
- ベルギー
- ブルガリア
- クロアチア
- キプロス
- チェコ
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイルランド
- イタリア
- ラトビア
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- オランダ
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- スロバキア
- スロベニア
- スペイン
- スウェーデン
- リヒテンシュタイン
- アイスランド
- ノルウェー
どうして見れなくなった?
Yahoo! JAPANは、理由として「サービス利用いただける環境を継続的に提供することが困難になったため」としており、具体的な理由は明らかになっていません。ネット上では発表直後からH&MやGoogleが罰金を課せられた件が影響したのでは?といった憶測が囁かれていました。
囁かれている憶測とは?
2018年5月に「EU一般データ保護規則(GDPR)」という法律が、欧州経済領域(EEA)で施行されました。この法律は『GDPRは、EEA域内で企業が取得した氏名やメールアドレス、クレジットカード番号などの個人情報を域外に移転することを原則禁止するという法律』です。もちろん、違反すると高額な罰金が科せられます。実際にGoogleは、2019年1月に5,000万ユーロ(約62億円)、H&Mは2020年に3,525万ユーロ(約45億円)の罰金が科せられてしまいました。
この結果を受けて、イギリスや欧州経済領域(EEA)でのYahoo!JAPANサービス終了の措置ではないかという見方が強いようですね。
海外旅行時にも注意!
この措置は、イギリス及び欧州経済領域(EEA)を海外旅行する方たちにも該当するため、イギリス及びEU諸国へ入国するとサービスの利用が出来なくなります。
また「イギリスや欧州経済領域(EEA)以外の国からの利用もできなくなる可能性があるのでは?」といった懸念もありますが、これに対してYahoo!JAPANは「その予定が現在はない」ことを回答しています。
VPNアプリで問題解決しよう
イギリスや欧州経済領域(EEA)に対するYahoo!JAPANのサービス終了ですが、こんな時これがあると安心というのが「VPN アプリ」です。現在は種類豊富な企業のVPNがあります。VPNを使うことによってイギリスや欧州経済領域(EEA)に旅行に行ったり、移住する際にもYahoo!JAPANのサービスが使えてしまうんです。VPNについては検索するとすぐに見つかります。他にもVPNアプリによって安心安全なネット環境を作り出すことも可能です。便利な裏技、種類豊富なのでぜひ探してみてくださいね。